インド旅ログ・バラナシ
2016/02/18 Thu. 18:44 | バックパッカー海外旅 | E-5 ZD11-22mmF2.8-3.5 ED50-200mmF2.8-3.5
とうとうバラナシに来た

言わずと知れたヒンズー教の大聖地バラナシ、全てを内包しつつ滔々と流れるガンガーの街である

輪廻の世界を生きるヒンズー教徒にとって死後灰となりガンジス川に流されることは至上の喜びであるし
インド中からはるばるやって来た無数の巡礼者達も皆ひとつの成就を果たし一世一代の晴れがましさに溢れていた

随分来ているつもりだったけれど数えてみるとワタシタチのバラナシはちょうど十年ぶりになっていた
変わったといえばそうなのだろうが大枠なんら変わり無く、バラナシはそのまま

最もインドらしい、カオスや混沌。バラナシを語るによく使われるフレーズなのだけれど
今見てもまったくその通りだと思う

聖地に不可欠な場の力、、セッティングという意味では他の追随を許さない
そんな強大な地力と引き継がれ続けて来た風格や貫禄が感じられる

ヒンズー教徒達の歓喜の渦に飲み込まれた
ヒンズー教徒でも無く仏教徒であるかも定かでは無いワタシタチはそんな中どうかと言えば

実に心地がいいのである、、、それがこれまた至上と言ってもいい位に

ヒンズー教徒でも無い旅人にとってもここは特別な場所、ある意味巡礼地と言えるのかもしれない

初めてここを訪れた頃にしつこく付きまとっていたくだらない小物売り絵葉書売りやちょと危ない客引き達も
自分と同じに年を取ったことだろうし、もしかしたら以前会話を交わした輩もいることだろう

代替わりをして尚変わらず
しつこく付きまとってくる売り子や客引きの子供や若者と接すると
むしろ愛おしく感じられて互いに生を謳歌しよう!そんなエールを贈りたくもなってくる

心境の変化と言おうか
バラナシは大枠なんら変わっていない、むしろ時を経て変わったのはこちら側
バラナシはいつだって写し鏡であって、今も静かに突き付けて来る
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