「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

回想・スリナガル 


風邪っぴきで秋旅を逃したら、海外パッカー旅にも随分出ていないことまで思い出し
こりゃイカンと初期のパッカー旅をパラパラやってみた

↓はインド北部カシミール州の州都スリナガル、ナギン湖夕景といったところ

スリナガルダル湖

灼熱の国の避暑地、風光明媚なスリナガルをいく旅人は湖や川に浮かぶハウスボートが宿となる

スリナガルダル湖

そのハウスボートの数はもう徹底的に多くあきらかに過剰であるが故、苛烈な客引き合戦が恒常的

スリナガルダル湖

ハウスボートのランク付けはカーストの国よろしく格差明快であり
安宿となるハウスボートは広く景色の良い湖沿いには無く淀んだ茶色の川沿いに固まっていて
そんなところにバックパッカーは多く棲まっていた

スリナガルではシカラという小舟を雇って水に遊ぶのも常

スリナガルダル湖

ヒマラヤの入り口の山々を映す湖に浮かぶ小舟に揺られるのは気分もよい

その名もとどろくカシミール商人の本拠である
当然買い物などしようものなら鬱陶しいことこの上なく、もう笑えるほどの度を超したふっかけぶりで
気合いの入った価格交渉などは数日を要したりもする

スリナガルダル湖

もう長きにわたって外務省が「渡航の延期」をおすすめしている場所でもある
印パ領土問題があって国境線も不明瞭な場所で危ないから行かないでもらいたい、ということだ

その当時はまだ渡航自粛令は出ていなかったと思うが
それでもスリナガルではたびたび爆弾の破裂音を聞いた。記憶ではすべて就寝時の夜間だったように思う

スリナガルダル湖

そのたびボート安宿の主人がやって来て、イスラムの仲間がまた何人死んだ、そんな事を叫んでいた
印軍の兵がやたら目についたりパスポートチェックも多かった

それでもどうということなく街は日常を営んでいたし古色を帯びた木造の街も美しかった
この地方大半を占めるイスラム人達も明るくエネルギッシュで感情豊かに見えた

スリナガルダル湖

そうは言っても旅者にはなにもわかるまいか

イスラムの民は旅人に手厚くあたるよう、との教えを持っている
実際はどうかと言えば、これが本当であり沁みるほどにとことん親切である
これにはゲストに対する心というものを教えられ、イスラムの一端に触れた気がした
かれこれ25年前になる初期のインド旅である

(写真/Nikon F3/Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5)

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