「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

四国周遊旅・内子 


伊予の大洲を離れ隣町の内子に入ります

内子は江戸の頃からハゼ(ウルシ科の植物)の流通で財をなした商家の町並みが残る町です

大洲と内子

すでに1970年代後半から古い町並みの保存に取り組みはじめ、、、内子はその方面での草分けになります

考えてみれば高度成長期からバブル期の中
古いモノを守って街の活性化を!そんな発想はなかなか出てこなかったと思われます

新しくてピカピカが正義、古いモノは汚い、、、そんな時代でしたからね

大洲と内子

「町並み」という言葉すらまだ一般的でなかった時代に、古いモノを生かすという流れがはじまって

今は町並みだけに収まらずもっと大きく場をとらえた「村並み」という概念を内子は目指しているそうです

大洲と内子

その甲斐あって内子町は活性化されているようですが

こちらに再訪のワタシタチにはどうも以前よりキレイになってしまって、、、
ちょっとなぁ〜なんだかなぁ〜、、、と言う具合なのでした

大洲と内子

ところで内子といえば「伝統の和ロウソク」ガイドブックにもネットでもそう出ています

「内子では江戸時代後期から200年以上の和ロウソク作りの歴史を誇り
 今もなお昔ながらの伝統工法で時間をかけて手作りしています」

たいていどこで見てもこんな感じの紹介でしょうか
ガイドブックにも美しい和ロウソクの写真が内子のメインを飾るように並んでいます

大洲と内子

まあワタシタチも「内子は和ロウソク」普通にそう思っていました

ところがたまたま入った一軒のシュロ箒屋で職人に聞けば「それはまったく違う!」と言うのです

内子は和ロウソクの原料としてハゼを流通しただけであって和ロウソク自体は作っていない
内子は商家で栄えたのであって職人で栄えたのではない、ましてロウソク作りで栄えた街は日本中にひとつも無い
町おこしの目玉に和ロウソクがまつり上げられただけのことで、、伝統の和ロウソクはウソ!

そうまくし立てながらシュロ箒職人は店先にある張り紙を読んで!と言います↓

内子の張り紙

和ロウソクで売り出している小さな町でこの張り紙にこの言いっぷり、、、

「大丈夫なんですか?」そう問うと

キッと睨んで
「なんで?、、本当のことを言っちゃいけないの??」

、、、そう言われてしまいました、まったくもってごもっとも・笑



実際に町役場の役人が「町として非常に困る」と、何度となくその旨伝えに来ているそうなのですが
この張り紙の内容自体について否定されたことは一度もないそうです

なかなかのオッちゃんでした、内子印象はシュロ箒のオッちゃんで決まりです(^^ )

オッちゃんは伝統工芸士で県宝でもある長生さん
しかも彼は内子の町並み再生に最初から携わった内子再生創始者の一人なのでした
町役場の役人が長生さんに頭が上がらないのもうなずけます


それにしてもなにがホントかはワカラナイものですね!

こんなケースは他にもいろいろありそうです
歴史だってそのときどき都合のいいように書き変えられているのでしょうし

いつだって、、、本当のことは藪の中です

(写真/E-PL3/ZD11-22mm F2.8-3.5)
関連記事

コメント

「町並みに関係ありませんっ!」
赤線引いてまで言い切っちゃうところがかっこいい!

適当なこと言って・広まって・「事実」になってしまうのが世の中。
タージマハールの対岸に自分の「黒いタージマハール」を建設しようとしてた、、、ってのも、嘘なんだってね。、、、、ナショナルジオグラフィックの番組で検証していた。

綾 #- | URL | 2013/07/05 00:03 * edit *

まじですか!!
黒いタージマハールの美しいお話もウソなんですね、、、
ずっとインドならあり得る、そう思っていました。

とりあえずイイ話しや美談には気をつけろ!
そういうことなんでしょうね、、、


aosan #- | URL | 2013/07/05 04:15 * edit *

「パンがないなら、お菓子を食べればいいじゃない?」の、
マリーアントワネットの名言も作り話って聞いたことあるよ。

歴史検証って、本当に大事だよね。

綾 #- | URL | 2013/07/05 10:12 * edit *

子供の頃から習ったり覚えさせられたりしてきた歴史や道徳も
なんらかの思惑でねじ曲げられたものが多いんだろうね。

このぶんだとよく勉強の出来るイイ子ちゃんほど洗脳度が高いのもよく判る。
正邪はあいかわらず直感、自分の勝手判断でいくのが吉だよなぁ〜、、、

aosan #- | URL | 2013/07/05 21:54 * edit *

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://atelieraoyama2.blog54.fc2.com/tb.php/244-df511b1d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)