「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

今年も終わる 

南インド旅1

インド亜大陸最南端の聖地カニャクマリにありがたき朝陽が上り
インド洋、アラビア海、ベンガル湾三方の海が茜に染まり漁民たちの船が揺蕩う

こんな景色を前にしていたのが今年はじめのコトとはとても思うことが出来ないほどに
この旅がずいぶん前のことのように遠くなり、インド的感覚もワタシタチから遥か遠ざかっていった

それほどに今年は激しかった

南インド旅5

今年の旅はこの1度で終わってしまった
通い続けているインドもこの数年で目に見えて変わって来ている
経済成長なのである

少し前までインドと言えば「貧乏、汚い、病気が怖い」が代名詞
長旅を終え帰国し痩せて黒光りするほどに日焼けしたワタシタチの姿を見ると
「ヤメテ!きっとビョウキだわ!」と友人たちも逃げていったものだが
それも今では昔話になりつつある

世界はとどまることなく動いている
インド??「あの国だけは変わらないよ!」旅人はみなそう言っていたしワタシもそう思っていた
しかし違った、悠久の刻を有すると信じ変わることなど無いと思っていたインドですら変わる

南インド旅2

経済成長が良いことなのか悪いのか、世界に幸せをもたらすものなのか否か?
ワタシタチにはさっぱり判らないし考えるつもりもない
ただ言えることは刻々と発展中の都市部にワタシタチはすでに興味を無くしているということであって
今後はガイドブックにも載らない素敵な田舎村を探し出しゆったり滞在旅にシフトして行くことだろう
拝金主義に呑み込まれていくインドを見たくはない
インドの持つ突出した魅力は大地や自然から湧き出ずる哲学でありそれに基づく生きものの営み全てなのである
それらは金ではけっして計れないものであると信ずる

旅から戻りしばらくすると大地震が起こった
そしてフクシマの原子力発電所は破壊されゲンパツがメルトダウンした
映画やSFの出来事のような超惨事が現実に住まいから200キロ強離れたところで起こってしまった

南インド旅4

茫然自失、無力感そして恐れ、、、ニンゲンはいったいナニ様なのだ?と思った
そしてさらにその後が一貫して目を覆い耳を塞ぎたくなるほど酷かった

権力や経済、縄張りや金を守るためにウソ偽りのオンパレード
政治家に経済界、学者に専門家、東大、、、権力を持つ偉いヒトはウソをつく
吐き気をもよおすような日々が続いた
ウソも数打ちゃマコトと成る、そんな世の流れは
戦後世代であるワタシに戦前戦中その時代をリアルに感じさせるに十分だった
今でもすぐに戦争は起こりうる、そう思った

そうこうしていると我が身にも異変が起こった
あれよっと思いもしなかった長期入院は手術にまで至ってしまった

南インド旅3

我が身に降りかかった出来事も含め病院での事象すべてが興味深く感じた
不自由な隔絶されたところでもみな懸命に生きようとしていたし
実は死ぬことだって案外いつも近くにあるというコトを知った

余談になるが麻酔の効いた夢の中↑写真の右オジサンがなんども出て来た
インドで撮った写真なのだがこの写真のオジサンが誰なのかをワタシは知らない、、、
宗教家? 宗教に詳しくないので判らない、、、どなたかこのオジサンを知っていますか??

ターニングポイントは在る、その思いを強くする1年だった
だからといって日々が変わるわけではない、たんたんと日は昇りまた沈んでゆく

南インド旅6

大きなもの強きものへの憧れはすでに無い
自分を立派に見せる必要だって無い

激しかった一年が終わるのだし来年がまた楽しみじゃないか!
それではみなさん、よいお年を!

(写真/LUMIX DMC-GH1/LUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8)
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