「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

湯治de小旅 ・万座を巡る 


湯治de小旅で万座に来たよ、今回でそろそろ終わりになりますが

そう、、湯治とくればお散歩ですね
カラダを休めて労って、気分静めに来ているのですから

万座廻り

無理も頑張りもいりません
暇を持てあましたらなにげにぶらぶら歩く位で丁度いい

万座廻り

万座は標高1800mで活火山の懐という土地柄、温泉街はありませんが辺りの山景には事欠かず

万座廻り

10分程度の散歩で牛池ですね。紅葉最盛期には遅れましたが、池は鏡のようで透明度の高い水を張っていました

万座廻り

しかし万座ですから、ご多分に漏れず酸性が強く魚は棲み難いそう
トンボ等は多く繁殖するということですから水棲昆虫などは酸に適応して来ている様ですね

さらに近くをぶらり歩けば火山温泉地らしい景色

万座廻り

ちょっとモノクロ気分で、、モノトーン現像してみました

万座廻り

湯治場巡りと言えば唐突ですが「つげ義春」という位その印象は強いのですが

万座廻り

彼の撮った硬質で寂しくも侘びしい湯治場写真にはどこか温泉地の緩いユーモアも潜んでいて
今となっては往時を偲ばせる上質な資料となりましたね

万座廻り

これを手始めにまた始めてみたくなった、、湯治場巡りです

湯治場と言えばやっぱり東北方面ですかね、、寒い季節の荒れた日本海側も良さそうです

万座廻り

湯治宿に入りしょっつる汁作って暖を取り、、鈍く立ちこめた雪空の下ぽちゃんと湯に浸って

万座廻り

パカンと缶詰あけてはチビリチビリ、、土地のばあちゃん話聞きつつまた湯に浸り、、、
間違いない、、、これはまた出掛ける事になりそうですね

火山性の特異な景色を眺めつつぶらぶら一周コースの遊歩道を巡って

万座廻り

やっぱり酸が強すぎて魚が棲めない川を横切ったら熊四郎洞窟です

万座廻り

先史時代の弥生式土器がこの洞窟から発掘されて云々の説明書きをなんとなく読みつつ万座温泉一廻りも終了

見どころも程ほどあって湯治客のゆらゆら散歩には丁度いい道のりでした


(写真Olympus E-5/E-PL6/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ZD11-22mm F2.8-3.5)

湯治de小旅・芳ケ平 


湯治de小旅で万座に来たよ、ということでさらに続きです

お湯に浸ってはゴロ寝を決め込み、最も動いて至近の散歩、、本来湯治客たるものこうあるべきでありますが
天気はいいし気分も良いので思わずひと歩きしてしまいました


噴火警戒レベル2の草津白根山標高2,171mの火口が間近です

芳ヶ平

国道292号線、標高2,172mの日本国道最高所地点から谷を見下ろして見ると

芳ヶ平

高所故盛りはやや過ぎていましたが木々は黄色く染まって

芳ヶ平

さらに見下ろすと標高約1800mに広がる芳ヶ平湿原が谷の底に見えています

芳ヶ平

ということで、芳ヶ平までひと歩き、、否、ひと下りですね

近く渋峠の駐車場に車を停めて標高差370m、谷へ向かって一気に下っていきます

芳ヶ平

歩き始めは樹林帯でゴロタ石も多く急下降、中頃のダマシ平辺りから開けてきて木道が多くなります

芳ヶ平

一気に下り降りて、帰路の全登りを考えるとうんざりしますが、、、谷底に見えた芳ヶ平に到着しました

芳ヶ平

湿原らしく地糖が点在していて夏はワタスゲやモウセンゴケなどの湿原植物が繁る楽園

芳ヶ平

秋はナナカマドの真っ赤な紅葉で知られていますが、そちらの方はすでに終わっていました

芳ヶ平

これまで何度か歩いた芳ヶ平ですが、今までは草津白根の山頂駐車場起点に山に入っていました
それが噴火警戒レベル2騒ぎで火口1キロ範囲内は立ち入り禁止、、、という事でこのルートは使えなくなりました

荒涼とした火口付近の山肌を巻くように硫化水素臭の中を進む登山路、、良かったんですけどもね、残念です

芳ヶ平

おかげで気分良く湿原をひとまわり散策したら復路は標高を真っ直ぐ上げる登りが待っているのです

湯治気分で出だしが遅れたこともあって帰りしなには影が伸びて日は傾いていました

芳ヶ平

眼下には芳ヶ平ヒュッテの赤い屋根が見えます

御岳噴火から続く噴火警戒騒ぎの中ですから、この辺りの人出も随分と少なくなっていることでしょうし
この機会に抜群なロケーションを狙って次回はヒュッテ泊まりにトライも良いかもしれませんな

芳ヶ平

えっちらほっちら登って標高2,172mの渋峠に戻ってくるとすっかり日は暮れて

夕闇覆い始めた白根の山頂火口は1日終わりの姿を昼間と違う色あいに見せていました


(写真Olympus E-5/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ED50-200mm F2.8-3.5 )

湯治de小旅 ・豊国館2 


はい、湯治de小旅で万座に来たよ、、ということでさらに前回の続きです
湯治宿「豊国館」のPart2になります

豊国館のメイン露天風呂はこちら、かなり広くて乳白色のプールみたいです
豊国館

24時間いつでも入浴可能、、標高高く灯りも少ないおかげで湯船の上には夜、満天の星空が瞬きます
豊国館

露天風呂からの眺めです、、特別なものではありませんが目の前に噴気を上げる「空吹」が見えます
豊国館

↑こちらのメイン露天風呂は混浴なのですが、女性はバスタオル巻きがOKの様子でした
小さめの女性専用露天風呂もありますが、大きな湯船の誘惑耐え難き女性の皆さんはこちらにも入られていました

男女別内湯、男女ともほぼ同じ形だそうです、、趣有ります。湯温は高めで人によってはアッチッチでしょう
豊国館

源泉掛け流し、湯量豊富です
豊国館

山頂に世界一の酸性湖とも言われる湯釜をたたえた草津白根山
そのお膝元らしく万座の湯は硫黄濃度が国内ランキング1位となるのだそうです

温泉通の方に言わせると「鮮度良く相当に濃ゆいお湯」ということでしょう、、飲用も可です


館内には「いい湯だな」永六輔作の歌詞があちこち張ってありました
豊国館

「い〜い湯だな〜〜ァアン」この歌は往年のドリフターズで知られていますが
張られているのはデューク・エイセス版、、こちらの歌詞がオリジナルだそうです

ドリフターズ版では歌詞の一番から4番まで登別 草津 白浜 別府が登場する全国版となり
オリジナル元のデューク・エイセス版は草津 伊香保 万座 水上と群馬県限定、、温泉王国群馬を印象付けます


湯治宿豊国館は「大苦湯」という源泉の1つを独自に有しますが
豊国館
こちらの源泉、濃度が高く強過ぎてそのまま温泉として使うことが出来ないのです

そこで↑↓の様な設備が必要になります、、抜気槽という温泉貯めなのだそうです
豊国館

源泉は硫黄分や硫化水素等が強力、そのまま湯として使っては危険ですから
抜気槽に段階を経て何度か湯を貯め置き、ガスを抜き硫黄分を落としてやっと温泉の湯として使える様になります


抜気槽に溜まった湯花を採取し手製で沈殿濾過乾燥をかけ湯花入浴剤として販売もされていました
硫黄に石灰を配合して作られた合成湯の花を観光地等で見かけることもありますが、、、

こちら紛れ無き天然物、詫び寂の効いた陳列具合もいい感じです
豊国館

湯花製造者曰く採取したての湯花がはねると酸で服の布地に穴が空いてしまうらしい、、、
地の力旺盛な万座の湯、恐るべしなのです


(写真Olympus E-5/E-PL6/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ZD11-22mm F2.8-3.5)

湯治de小旅 ・豊国館 


はい、湯治de小旅で万座に来たよ、、ということで前回の続きです
今回ワタシタチとしては珍しくテント泊でも車中泊でも無く宿泊という手段をとりました

万座の数ある中から選んだ宿は「豊国館」昔ながらの湯治宿です

豊国館

食事付きに自炊、新館に旧館と選べるのですが、ワタシタチのチョイスは自炊で部屋は旧館
浴衣も洗面具も付かないタイプ、、まっとうな湯治スタイルで選びました

部屋は6畳でこんな感じ、、思いのほか手入れが行き届いています、十分なのではないでしょうか
豊国館

窓からの眺めはこんな感じ、、絶景とはいきませんが目の前に万座名物噴気を上げる「空吹」が見てとれます
豊国館

こちらが自炊場ですね、ワタシタチの場合テント泊で自炊は慣れていますからまったく問題はありません
豊国館

火器は使い込まれた鋳物のコンロが3連×2で6台装備されていました、ワタシ的にはカッコ良く映ります
豊国館

ガスの使用時間は9時から21時、譲り合うほど人は多くありませんでしたが、自炊場は湯治客の社交場でもあります
豊国館

冷蔵庫があって蛇口からお湯も出ますからね〜、、、テント泊とは全然違いますよ〜、楽です
豊国館

備え付けでたいていの調理具や食器も装備、、気合いを入れればたいていのモノはこしらえられますね
豊国館

でもね、、気合いは入れません湯治客ですからね、、緩さとテキトウが肝心、こんな調子で十分なのです (^^ )
豊国館

ちびちびお酒でも飲んで風呂に入ってはごろ寝をただ繰り返す、まっとうな湯治客はこうありたいもの
豊国館

ある意味食のメインイベンターは缶詰達でしょう!
豊国館

パカンと開けてはチビチビつまんで一杯いただく、、湯治にはフィットこの上なしのアイテム
しかも旨いんだなぁ〜、これが。なんで缶詰って天泊やこういうとこだと激旨になるんでしょうかね〜

コーヒーは欠かせませんし慣れた道具が扱い易いので家でも旅でも同じ道具を持ち運びます
豊国館

湯治客ですからなんの設えもありまえんが、どうぞご勝手に過ごして下さい的自由お気楽が心地良いのですなぁ〜
今すぐ舞い戻れるなら戻りたいですもん、、湯治場だからですかね〜、独特のユルイ空気が流れてますよ

ちなみに客層を見るとお年を召した方はもちろんですが、若い人やカップルが来ていたのはちょっと意外でした
彼らも慣れない羽釜でアッチッチしながら楽しそうにご飯作って、はにかみつつ挨拶を交わしていました

(写真Olympus E-5/E-PL6/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ZD11-22mm F2.8-3.5)

湯治de小旅 


今年は春前に念願だった海外パッカー旅に出られたという事もあってか、例年より旅の回数が減りました
ここまで旅に出られずムズムズする事も無くごくごく平安な日々を送って来ましたが

秋になって冬を前にし急にムズムズが出てしまいました、、秋冬はワタシタチの旅シーズンなのです
ということでとりあえずジャブ、、小手試しにと軽く出掛けてみました


高速の深夜割引利用の為に車中泊、そんな定番スタイルから今回も始まります
万座小旅

にしても車中泊組の多さには驚くばかり、、車中泊のワタシタチが変わり者扱いだった以前がウソのようです

この小旅でぐるりと周遊するつもりはありません、主題は温泉、、温泉一択です!

関東近郊だけでも名だたる良質な温泉が目白押し、、世界に誇る温泉大国に生まれた幸せを噛みしめつつ
草津白根山を快調に飛ばし高度を上げていきます
万座小旅

草津白根山は現在噴火警戒レベル2が発令中と言うことで山頂下の駐車場や売店等全てが閉鎖中
駐停車監視の警備員も随所に配置され警戒感を醸し出していましたが、、、
元々から強い硫黄臭を感じる土地柄故でしょうか、、別段辺りになんらの変化も感じられませんでした

遠く見下ろせば東の横綱と称される草津の温泉街が望めます
万座小旅

噴火警戒レベル2といえば箱根や浅間山辺りも指定されていてこのところ騒がしかったようですね

記憶に新しい災害となった御嶽山噴火を機に関係する学者も省庁も
ますますどんどん働いてますよ〜、、をアピールすべく噴火警報が立て続けに出されたようにも思えますな

なにしろ地震も噴火もしっかり予知出来た試しはまるで無し、日々の天気予知すらあやふやなワケで、、、
多大な予算を掛けて解析しても、わかった風に識者がしたり顔でいかに解説していても、、そんなものなのですね

万座小旅

地殻マントルの堺目が隆起してその出っ張りに火山が立ち並んでいるのが日本の国土としたならば
土地柄いつか必ず噴火もするでしょうし地震も起きるというのは必定であって、その自然には抗えません

渋峠周辺は有数というか日本最高所を走る国道、2000m越えの快適なドライブが続きます
万座小旅

この辺りは群馬長野の県境、西の長野方面を望むと北アルプスまでの見晴らしです
万座小旅

さてと到着しました、、今回の目的地はここですね (^^ )

卵の腐った匂いが立ち込めて、地面からはもくもくと硫化水素が立ちのぼっていますよ
万座小旅

辺りを流れる小川もすでに入浴剤を入れたかのように白濁してお魚の泳ぐ風情もありません
万座小旅

今回ワタシタチは国内旅では大変めずらしい宿に泊まるという手段を取りました
近年の国内旅ではほぼ全て車中泊かテント泊で来てましたからね

万座小旅

目的は温泉です、、湯治宿に入り湯治客になって気ままに自炊しつつ過ごし
温泉大国の中でも酸性pH値全国No.1という誉れ高い万座の湯に浸り尽くそう、、そういう魂胆なのです


相変わらずのテキトウ更新ぶりですが、更新していきますよ〜とお伝えしつつ
〜〜 続きます〜〜

(写真Olympus E-5/E-PL6/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/ZD11-22mm F2.8-3.5)