「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

バンビエンのパノラマ 

バンビエンの山パノラマ
写真クリックで拡大して見られます

バンビエンの安宿は選べるほどに多い、その中でワタシタチmountain viewというゲストハウスを選んでみたのだが
これが正解でこの旅当時2010年バンビエン中で一番眺めが良い宿だったんじゃなかろうかと思う
3階建てか4階建てか忘れたが過ごした最上階の角部屋からはさえぎるもの無くバンビエン名物連なる岩山、絶景

小さなバルコニーに椅子を出し屋台で買ってきたラオス定番のフランスパンサンドイッチを頬張る幸せ
そのままずっと、朝日を浴び夕焼け空にシルエットとなるまで日がな眺めても飽きない、そんな特上の眺めだった
ワタチタチには素敵な調度や立派な部屋より眺めの良さが優先上位、Nice Viewがご馳走なのだ

(写真/LUMIX DMC-G1/LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 写真3枚をパノラマ合成)

バンビエンの鍾乳洞 

バンビエンの鍾乳洞

写真はタムチャン洞窟、バンビエンというラオス流リゾート地にある鍾乳洞である
リゾート地と書いたがあくまでもラオス流なのであってきらびやかなリゾートライフをを思ってはいけない、、、
当然しっかりショボイのであるし、そのゆったりとした時間とショボサを心地よく感じる者のための場所なのだ

だいたいラオスまで来て精力的に観光を、などと思っている旅人はまずいないとは思うのだが
ルアンパパンのように古刹と托鉢風景という観光資源を持っている土地はまだいいとして
他はどうかというと、、、それはもう自然が相手ということになる。
川を見る、朝陽夕陽を見る、山を見る、星を見る、月を眺める、、、
そんな中で特別扱いされるのが洞窟めぐりと滝めぐり、変わり種として空爆跡の穴ぼこを見るなんていうのもある

まあワタシタチは申しわけ程度だけくらいは努力して観光もしようかしらん、、、そんなスタンスの旅行者なので
ラオスのゆったりとした空気が存分に吸えればそれで満足なのであっても、、どうにもヒマを持て余す、、、
そこで「近くに洞窟があるらしいどうやら見どころらしい」などと聞くとやっぱり出かけてみたりするのである

バンビエン中心から自転車借りてのんびり田園風景眺めつつ片道20分位であろうかタムチャン洞窟に着く
入場料はしっかり取られる15000キップ日本円で150円程、物価を考えると安くはない   
ラオスは観光客から取れるところでしっかり取る、案外チャッカリさんでもある
洞窟に入ってみると思ったよりは立派なものだと思ってはみても然程の事も無いとも思う、そんな感じもラオス流

信仰深い国らしく洞窟の入り口や内部ところどころには仏があり灯が灯されている
熱を帯びて祈りを捧げるという景色はなく人々はただそっと手を合わせていく
つつましやかであり静かなのである。ラオスには喧騒もない

バンビエンの鍾乳洞2

洞窟内部は思いのほか広くひんやりしていて心地がいい、ラオスは暑い国でもある。
洞窟をほど歩くと崖っぷちの高台に出るがそこの眺めがとてもいい
茫洋とした田園風景に奇妙な岩山が妙なリズムでぽつんぽつん立っている、これぞのどか大賞!と言える眺めだ

しかしそんな景色が妙に印象に残っていまだアタマから離れていかない、、、きっとこれもラオス流なんだろな

(写真/LUMIX DMC-G1/LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6)

ルアンパパンの布売り 

ルアンパパンの布売り

ルアンパパンのナイトバザール、揃いの赤テントの下では延々手工芸の出店が品物を並べている
アジアは全般に染織、織物など布モノのレベルが高く、図柄、色、質感、その土地ならではの個性に溢れている
ここラオスの布も相当良いものがあるし個人的にはかなり好みのタイプでもあった

布は織物、刺繍物が多く図柄は幾何学模様や伝統紋様と様々、手の込んだものも多い
ラオスの布は落ちついた色調や華美に寄らないなんともシックな雰囲気が特徴なのかもしれない
それはラオスの土地そのものの雰囲気とも一致し、さもありなんと納得することになる

しかしというかやはり良いものは値が張るし簡単に手を出せるものでもない
ラオスといえども頑なな伝統手法は減少中であり
総天然草木染め総手織りの良布は少なくなり、合成染料ものが幅を利かせるようにもなってきた
そういったわけで経年使用味わいの増したアンティーク布はさらにさらにお高く、もはやただ眺めるのみになる
それでもこんな懐かしく優しい光の中ブラブラ布を見て歩くのはそれだけで楽しいし
少なくとも良いモノに触れて目の保養になってくれる、それで十分満足なのである

この地では家庭内手工業が生きているし元締め商売が確立されていないため小さな商いが大勢を占めている
まれに大きな商売を発見するとアメリカや欧州の資本が入っていたり、、、これはどこぞも一緒のことだ

それにしてもラオ人の商売っ気の無さったら、、、やる気、売る気などまるで無いと言ってしまってもいい
日本のように「なんつったって経済、そんでもって効率」みたいな国からやって来て
インドの様な強烈なキャラと押しの強さに慣れていたりするとここでは拍子抜けする事はなはだしい・笑

慣れているはずの値段交渉だって相手がすぐ引いてしまうし売れなきゃそれでイイのスタンスだから
どうにも調子が出ないのだし結局こちらの買い物欲に弾みがつく事だってない

しかしそれでいいのだなぁラオス、ここはお金を使って楽しむべきところではないのですから

(写真/LUMIX DMC-G1/LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6)

ルアンパパンのナイトバザール 

ルアンパパン夜景

このままインドの思い出話に浸っていると、とろけるようにずっとインド話が続いてしまう気もするので
いったん国替えでどこにしようかな~、と思いつつラオスに飛んでみる

懐かしい夏祭りのような、日も暮れかかり涼しげな川風が流れくる古都ルアンパパン

ラオスは東南アジア各国の中でいかにも地味であって、これといった名所も少なく聞こえてくる産業もない
ないないずくしの国との声も聞こえてくるのだが、それがあながち悪口にもなっていないようで

「なんにもなくてイイ処でした」「ああ~、きわめてノンビリしていたなぁ」「星が綺麗で虫の音が凄かったよぉ」
などなど嬉しそうに、ぼんやり懐かしむように旅人が語っていたりもする、、、なんか変なところなのである

ワタシタチとしてはインドほど気疲れすることもなく、距離ももうちょっと近く楽で、気分にもフィットしつつ
さらにココロから休めるような場所はないだろ~か?
そんな楽園探しプロジェクトの一環として白羽の矢が立ったのがラオス、そんな感じで歩いてきたのです

そこはメコンの川風の中に小さなあかりが灯る大きな村のような国、たしかにそんな感じなのでした

(写真/LUMIX DMC-G1/LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6)

モンスーンカルカッタ 

モンスーンカルカッタ

このブログのとりあえずトップ画像(↑)になったのがこの写真、1989年・雨期ののカルカッタである
もうすでに20年以上前になるのが信じられず、、、己のおやぢを確信し笑っちゃうしかないのである

治水のまるでなっていない街はモンスーン期になるや巨大な洪水地帯と化す
40度超える高温さらに高湿相まり大細菌培養土壌と成り果てるのだ
あふれた水からはなにやら不気味なあぶくが沸々とわき立ち目に見えない生きものの予感をさせられる
この後数年まで「世界最悪の街」の称号を欲しいままにし数々の伝説を残してきた
そんな街がカルカッタ(現コルカタ)なのである

フリークス品評会とも称され、見る人が見たならばきっと地獄絵としか見えなかったであろう
無数の乞食たち、そんな乞食たちも今では随分少なくなったし
写真にあるカルカッタ名物人力車も残念ながらあと数年で消えゆく運命だ、、、

90年代に入ると自国産業保護により唯我独尊鎖国状態だったインドも一転開放に転じて
様々な国際交流、国際大会も開かれるようになっていく
そして大きな国際大会が開かれる前になると、さすがにこれでは体裁が立たんぞとインド当局せっせと動き
無数の乞食を街で拾ってはトラックの荷台いっぱいに載せ、不毛のデカン高原まで捨てに行ったという、、、
そんな噂話が長旅バックパッカー達の間ではまことしやかに囁かれていた

放送禁止レベルの様々なフリークスを満載したTATAボロトラックが灼熱地獄のデカン高原へとひた走る、、、

人道的にどうのという話は抜きにして、こんなフェリーニでも描けない様なリアルスティクが現実にある
またその反面マザーテレサの聖的な活動がこの地から生まれ、詩聖タゴールもこの地をモチーフとし創作した
相反する全てのカオスを隠すことなく表出していた街、それがカルカッタなのであった

この街に住まうのは長旅に疲れ痛められボロボロ。そんな旅人だらけなのであったが、何故か人気も高かった
若い旅人から年老いた旅人までがさまざまに濃ゆく
自称ミュージシャン、自称アクターにカメラマンにもの書き、脱サラに絵描き
語り尽くすのは難しいほど個性的というか、、、かなりはみ出しているタイプがこの街には多かった様に思う

そんな世界各地からのバックパッカーを引きつける此処にしか無い強烈な凄みが確かにあったのだ
その凄みにあてられ心身共にノックダウン
二度と旅になど出なくなってしまう者ももちろんあったのだろうし
逆にその凄味が四肢に沁み渡り中毒
忘れようにも忘れられず幾度となく旅に出るようになった者もあっただろう

そんな旅中毒者はみなカルカッタを愛していたのだし、ワタシもその一人だったと今では思う

(写真/Nikon F3/Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5)

バラナシ・増水したガンガー 

ガンガー増水

バラナシが大聖地とされるのは聖なる河ガンガーが流れているからにほかならない
旅人はガンガーに浮かぶ小舟を借りゆったり揺蕩う流れに身をまかせ
ガートで沐浴し祈りを捧げる人々を眺めるが流儀だったりする

ただ20年前のこの旅では雨期のまっただ中にあたってガンガーはご覧の通りの大増水中
いくら流儀だからといって小舟に乗ってみてもこれじゃゆったり船遊びを楽しむどころの騒ぎじゃないし、、、
それどころかガートも寺院もずいぶんと沈んじゃってる、、、まっことシュールな光景、、、
見惚れてここは近未来?猿の惑星か?と錯覚したのは本当のはなし

これが特別の増水か災害か?というとそうでもない、、、実は毎年のことなのだ
毎年変わらず沈む、対策は立てないのだろうし治水もしない。きっと今でもモンスーンが来れば沈んでいるはずだ
乾期にあるものが雨期には沈んじゃうんだから困ることもあるだろうに雨期とはこういうものだと諦観の様子

なすがままに(let it be)とはこういうことじゃないのか?と思ったりする、そんな大聖地バラナシ


(写真/Nikon F3/Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5)

バラナシの路地 

バラナシの路地

この写真はもう一つのブログ(青山アトリエのブログ)でも初期の頃に一度載せているが気に入っているので再掲載
聖都バラナシの中世そのまま迷路のような路地はなんといってもヒカリ(光線)が良いのである
歴史も意味も人気もあるバラナシは街全体がまるで壮大苛烈な舞台装置、、、最高のセット
そんな舞台に光が入り役者が配置された、、、写真はその場を切り取る

実際の現場ではここに淫雑で日常で高貴で生活に溢れた多種多様なサウンド(音)が加わる
長居をすればその全体(バラナシのすべて)がカラダにココロにしみ渡る。
これ以上ないシャンティープレイスを確信することになるのだ

(写真/Canon A80)