「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

西伊豆小旅・3 


ということで、年末差し迫ってまいりましたが構わず西伊豆小旅日記の続きです

岩地の海岸散歩からとなり海の石部に来ると棚田があります

西伊豆小旅

石部の棚田です、山の斜面に海まで続く棚田が延々続いています

江戸時代後期の山津波で全壊した棚田でしたがその後20年かけて復田したそうです

西伊豆小旅

またその後の高度成長期、時代の流れもあって耕作放棄が進んで荒みましたが
今は地元ぐるみで保全に取り組んで再度棚田は復活し石部地区の大切なシンボルになっています

西伊豆小旅

相模湾が広がって雲が抜けていれば富士や南アルプスまで見晴らせる絶景の棚田です

さてさてまたすぐ隣の海へと移動してみると、、雲見の海もやっぱり澄んでいました

西伊豆小旅

伊豆にはこんな↓感じの温泉施設があちこちありますが大抵は冬季閉鎖しています

西伊豆小旅

お湯を抜いてあるところもありますがこの雲見の足湯はお湯が張ったまま
せっかくですから海を眺めつつちょっとぬるめの足湯でぼんやりひと休みです

西伊豆小旅

海を見やると雲見の牛着岩、、その向こうには富士山が浮かんで見えるはずなのですが

西伊豆小旅

残念!、、どうも今回は縁がないのかもしれません

お腹が空いたので松崎地元のとんかつ屋さんに入ります

西伊豆小旅

漬け物いろいろで嬉しいなぁ〜と思っていたら、、デザートにアイスクリーム付いてきて

西伊豆小旅

どういうことでしょう、お土産にカツサンドまで持たせてくれました <(_ _)>

西伊豆小旅

海沿いにいながらちょっと入ると山風情なのも西伊豆らしく、、ここは大沢温泉です

西伊豆小旅

伊豆にしては秘湯感があります、、たいへん渋い趣です

西伊豆小旅

そのお湯も大変よろしく露天の湯船足もとから自噴源泉がぼこぼこ噴き出しています
これぞ源泉そのまま掛け流し温度調整加温なしを見ながらの入浴です

西伊豆小旅

湯船では温泉好きがぽつりぽつりと入って来ては温泉談義に花が咲き
そんな中にはこのお湯が気に入って近くに移り住んで来たという方もおりました

なるほどなぁ〜、、松崎周辺どうにもいい感じだものな〜と、移り住むもわかる気がしたのでした


(OlympusE-PL6 ZD11-22mmF2.8-3.5 G20mmF1.7 )

西伊豆小旅・1 


今年は春先に久しぶりのインド行を果たした効能か
ほとんどお出かけ欲が持ち上がることなく1年過ごせてしまいました
面白いものです、、インド旅復帰前はあんなにポンポン出掛けていたのにね

あれよ今年も終わっていくとのことで
さすがにこのままじゃイカン、全ては知らぬ間に鈍っていくのだぞと戒め入れつつ
少し前のことですがほんの軽く出掛けてみました

西伊豆小旅

ということで
ささっと車中泊モードに車をセッティング、カメラセットと防寒着を適当に詰め込んだら西へ車を走らせて
まず到着したのはS画伯宅、、出始めに絵描き仲間プチ忘年会を絡めていきます

T画伯製作のスピーカーで音流しつつ

テーブルには派手さはなくとも手慣れた味わい、安定の持ち込み総菜が並んで
西伊豆小旅

30余年のお付き合い、、そんな画家仲間ですから安心の語らいです
西伊豆小旅

カラダも固まるお年頃、、指圧合戦のいつもと変わらぬくだらなさ
西伊豆小旅
H画伯はそんな長閑なありさまSNS拡散すべくの動画撮り

そろそろ終わりかな、と思ったら寒梅出て来てやっぱり終わらず
西伊豆小旅

そして撃沈、、並んでシュラフにくるまりご就寝、、、

次の日、、いや〜弱くなったなぁ〜、とお酒が残ってガンガン痛む頭抱えて大磯のS画伯宅を出発

今回は相方と二人どこぞの温泉でも浸かってただただ軽く労い入れよう
そんなことですから行き先の見当はありません、、どこに向かっても良かったのですが
好物の白い温泉や泉質狙って山方面入るには寒さに対する気合いも持てず、自然とハンドルは南下しました

雪もちらつく寒空の下、箱根峠より眺むれば富士はすっぽり雲の中

西伊豆小旅

これから向かう伊豆方面を見てみると垂れ込めた雲向こうの空は抜け

西伊豆小旅

ワタシタチが伊豆と言ったらほぼ西伊豆限定、、ということで堂ヶ島へ到着

西伊豆小旅

堂ヶ島は西伊豆随一の観光地、それでもオフシーズンウィークデーの人影は数えるばかり

西伊豆小旅

まったり夕空眺むれば濃藍色はいっそう深まって

西伊豆小旅

思った通りの静かで寂しい伊豆です


唐突ですが、忘れものがさらに多くなって来た今日この頃を感じるわけでして
それもだんだん大事なモノを忘れる、そんな傾向をつとに心配していましたが、、今回はカメラでした、、、
写真機無くして旅はあり得ない、そんなブツを自宅に置き去り、、、愕然です
レンズフルセット装填のザックのみ積んで、親機材のE5は手元に無し、、、

まったくトホホですが今回は相方のpenホワイト2号を借りることにして
軽小旅の冬伊豆にはむしろ丁度イイかな、、となぐさめつつ久しぶりの車中泊 (-_-)zzz

{OlympusE-PL6 ZD11-22mmF2.8-3.5 G20mmF1.7)

ちょろっとキャンプde梅ヶ島 


さてさて前回のキャンプ話続きですが
ワタシタチは絵描き仲間とのキャンプを終え、その足で安倍奥の梅ヶ島キャンプ場までやって来ました

梅ヶ島キャンプ場

こちらはオートキャンプ場じゃありませんので野営用具はがたごと言わせてリヤカーで運びます
引き続きになるキャンプでテントもシュラフも解いたままでしたから設営もスムーズ

梅雨前に一丁テント張っとくか〜、との思惑は外れてしっかり梅雨入りしてしまいましたが

梅ヶ島キャンプ場

ともかくこの静かなキャンプ地で数日を過ごす準備が整いました

このキャンプ場は木がイイんですね、、おっきないい木が沢山あります

梅ヶ島キャンプ場

しかも人の手の入った木ですね、下枝が刈ってあって林が明るい、、とってもいい場です

ここの管理人さんご夫婦が20年手を入れ続けて来た結果ですね、ご夫婦の人柄と年月が森のカタチとなってます

梅ヶ島キャンプ場

静岡の安倍川、大井川辺りでは名物とも言える吊り橋も近くに見えます

梅ヶ島キャンプ場

今回はというかこの頃いつもそうなってますが、ただただ森でのんびり出来ればよろしいので
食事も大体で済ませます、そもそも外で食べると数段美味しくなりますからね、その辺り緩く楽しみます

梅ヶ島キャンプ場

しかも有り難いことに絵描きキャンプの仲間たちがいろいろ持たせてくれたので物資は豊富です (^^ )


なんもしないを決め込む用グッズとしてギターも持ち込みました、、、しかも2本

梅ヶ島キャンプ場

小型の旅ギターとしてこの場合どちらがいったいフィーリングとしてよろしいのだろ〜か、と
現地で実際に検証して楽しむという魂胆でしたが、、結果はリトルマーチンの方がよろしかったと記しておきます

屋外での合板人工材という安心感、ちびたブロンズ弦の緩くボアンとした音色が焚き火の下でよく合っていた 
そう憶え書いてもおきましょう
(旅ギター本命はバックパッカーの方だったんですけどね、、また仕舞い寸法がモノ言う時もあることでしょう)


で、やっぱりキャンプは焚き火です、ということでここ梅ヶ島キャンプ場はいまや貴重な直火OKだったのですが

梅ヶ島キャンプ場

残念なことにこの春からダメと言うことになってしまったようです

ここも知る人ぞ知る的なところがあった頃は山好きや屋外好き旅好きがひっそり楽しむ雰囲気だったのが
近年この好ロケーションがネット口コミで広がり客層も広がって、、まあそれはいいのですが

結果、火も満足に扱えない人たちまで来てしまったのですね、、、

木立の根元で火を焚いてひどい焼け焦げ跡もありましたし、管理人さん曰く枯れてしまった木もあったそうです

直火の焚き火が悪いんじゃありませんね、これははっきりと無知であってやり方が悪いんです
直火に慣れた人は地面を掘ることもありませんし楚々と片づけた後には肥料となる灰だけを残して去るんです
こんなこと今までいくらもありましたが評判が人を増やすとたいてい禁止が増え、さらに心苦しくなります (-.-#)

梅ヶ島キャンプ場

とはいうものの、、苦肉の策で管理人さんお手製でせっせとこしらえた
「一斗缶半切り焚き火かまど」の調子が感心する程にすごぶる良く、少しの薪で効率よく火を上げるのを見て

これはイイ!ぜひうちでも作ってみたい、、、そう思ってしまったのは収穫でした


(写真/Olympus E-5/Olympus E-PL6/ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD/G20mm F1.7)

湖東小旅・湖東三山 


湖東小旅モノはまだ続く、、ということで今回は湖東三山
琵琶湖の東岸に位置する湖東三山は西明寺、金剛輪寺、百済寺の総称、、、天台宗の名刹だそうです

土地で「お多賀さん」と呼ばれ親しまれている「多賀大社」お参り済ませて寺社巡りはスタート

湖東三山

「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」
そんなことも言われている多賀神社でした

湖東三山

さて湖東三山巡りです、はじめに龍応山西明寺

国の名勝庭園指定「蓬萊庭」本坊庭園を抜けたら山門までの登り坂

湖東三山

むした苔が美しい径を行けば二天門、迎えるは七難即滅を願う大わらじです

湖東三山

それにしても国宝、重文の多いお寺でした

国宝第一号指定という本堂ではお寺の方の案内付きました
撮影不可でしたのでお見せする事は出来ないのですが鎌倉前期仕様という本堂の造りは素晴らしく
そのくすんだ雰囲気はどこかチベット地方のゴンパ(チベット仏教寺)を思わせます
本堂に居並ぶ仏像彫像群がまた素晴らしく
彫像のパーツを見ていくとヒンズー教のストーリーや密教の様式、古来の自然宗教までが入り交じり
この時代西方から流入した様々な人気の信仰様式を従来型にダイナミックに取り込み融合させていった
そんな姿が見てとれました

国重要文化財である二天門に立つ持国天と増長天、こちらも重文だそうです

湖東三山

精緻であって構造的、威圧的かつ均衡があります、、鎌倉後期作と言われています

いまや日本を代表する文化の一つとでも言いましょうか、、フィギュアモデルですね
その原型開祖を思わせるこの流動的な造形と作り込み、、、

湖東三山

時代を経た木地じゃ無ければ出ない風格です

湖東三山

宗教彫像はその座から持ち出して美術館で鑑賞するというのでは、それこそ美術工芸品になってしまいます
やはり宗教彫像は本来の座に在り「その場の気」をまとってこその存在、、現場で感じるに限りますね

本堂となりに立つ檜皮葺きの三重塔も国宝、鎌倉時代後期作と言われます
内部の壁画が凄いということなのですが限定公開ということ、、、残念でした

湖東三山

ところで本堂を案内して下さったお寺の方からお話を聞きました、、、

「さて当山の秘仏です、、、こちら湖東三山には秘仏なる本尊薬師如来立像がありまして、、
 それはもう住職一代に一度だけの開帳が許されているという秘仏本尊なのでございます
 そこで、、ご参拝の二人はすでにご存じのことと思いますが、、、その秘仏ですが、、、
 明日から公開になります、、しかも湖東三山三寺院それぞれが持つ秘仏、その同時公開、明日から、、、」

知りませんでした、、、まあ下調べをしないのはいつものことですね

湖東三山

この上なく空いた境内をゆったり回ったなぁと思ったらそういうことでしたか、、、

なんにしても滅多にない日ということですね、それもいいでしょう
この場の場合にぎやかよりも静寂が良い、、そう思いつつ湖東三山の次、松峯山金剛輪寺へと向かいました


(写真/Olympus E-5/Olympus E-PL3/ZD 11-22mm F2.8-3.5/LEICA D SUMMILUX 25mm F1.4/G20mm F1.7)

湖東小旅・近江八幡 


さらにしれっと湖東小旅が続きます。今回は琵琶湖東岸の街、近江八幡です
このところ旅ものやっても旅終わりまで書けたためしがありませんが、、行けるところまでいってみたいと思います

近江八幡は豊臣秀次が築いた城下町、いわゆる近江商人発祥の地ですね
近江八幡
それでは土地の信仰を集め火祭りでも有名な日牟禮八幡宮から歩きはじめてみます

豊臣秀次の居城となった八幡山城は築城10年で秀吉の命による秀次切腹にて廃城そしてその一族をほぼ粛正
この辺り一帯の歴史はあまりにも激しいのです

天守無き八幡山山上へと続くロープウェイを眺め、ものの哀れを感じつつ、、、先へ行きます
近江八幡

近江八幡と言うと近江兄弟社のご存じ「メンタム」だったりもしますが
近江八幡

甘味屋の「たねや」も全国区でしょうか
近江八幡
とりあえずその洋菓子部門「クラブハリエ」を偵察しつつ、先へとすすみます

嬉しいことに桜ぴったしタイミングでした、八幡山城廻りを巡らせた「八幡堀」沿いを散歩してみます
近江八幡

幅員約15メートル、全長6キロメートルに及ぶお堀です
堀は城防御の軍事的な役割と共に物流の要として琵琶湖の水運利用、商業的役割も兼ねていました

近江八幡

八幡山城廃城後も江戸時代近江商人の物流に大いに貢献
当時は品物を積んだ船が行き交いさぞやの活気だったことでしょうね

近江八幡

堀沿いの遊歩道をゆけば白壁の土蔵や旧家が建ち並んで絵のように決まります

近江八幡

暴れん坊将軍、鬼平犯科帳等々時代劇のロケ地にもたびたび出てくるそうです

そんな近江八幡を代表する景観「八幡堀」ですが、1970年には全面埋め立ての計画がありました

近江八幡

ヘドロが溜まり悪臭を放つので堀を埋めて駐車場と公園にするといった計画でした
しかし反対市民活動が立ち上がり八幡堀復活を求める署名運動・自主清掃活動などで計画の撤回を迫ります

近江八幡

当時の八幡堀保存運動は八幡市民全体の運動へと展開していったそうです

高度成長期、、、あらゆるものを無頓着に軽く捨ててしまった時代ですからね、、、
良かったですよね、当時の一部の方々の懐肥やしのために壊してしまうことにならずに残せて、、、

おかげで今では天守閣無くともそのお堀風情で全国から大勢の人が集まっています

近江八幡

当時市民が立ち上がってお堀埋め立てにもしも反対していなかったら今の近江八幡は無かったかもしれませんね

かつての城主秀次が遺した土木建造物その景観が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されることも
甘味屋「たねや」のここまでの繁栄だって無かった事かもしれません

ワタシタチにとっても桜咲くお堀の遊歩道は近江八幡とが記憶に残るそんな春の散歩道となりました

(写真/Olympus E-5/Olympus E-PL3/ZD 11-22mm F2.8-3.5/G20mm F1.7)