「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

高原で見たムシ 


高原小旅、ウォーミングアップ旅で見たムシ編です

出掛けた場所が高原過ぎて標高高く気温も低く、すでにムシ達は多くありませんでしたが
それでもぼちぼち遊べました

緑色の金属光沢を持ったツノアオカメムシは赤い脚にオレンジの触角、大型の綺麗なカメムシ
高原で見たムシ
高地では普通種だそうですが平地に住むワタシは初見でした

全身銀の光沢色につつまれたマエキツトガ、なんの模様も無くシンプルかつソリッド
高原で見たムシ

高原に咲く秋の花にはハナバチやハナアブ
高原で見たムシ
↑はセイヨウミツバチ、↓はヒメヒラタアブでしょうか
高原で見たムシ
野アザミやマツムシソウは蜜や花粉を求めるムシ達の大好物
高原で見たムシ
広範囲を飛びながら蜜集めをしつつ受粉を助けるこやつらがいなかったら
高原で見たムシ
種子もつかなくなって花も咲かずにいずれその種は滅びます

蜜に誘われ沢山の獲物が集まる花々に狩人が居ないはずありませんね
高原で見たムシ
カニグモの一種がハナアブを捕らえたようです

それにしても眼の衰え甚だしくピントを合わせるにもひと苦労、、まあ加齢ですからしょうがありませんが
高原で見たムシ

↓はウンモンテントウ、山地に居るテントウムシだそうですが凝った意匠が素敵です、初見
高原で見たムシ

↓はウラギンスジヒョウモン、湿地周辺の草地に多い種だそうですが、近年減少著しいらしい
高原で見たムシ

↓しめしめ、、テングチョウ発見。そう思ったのですが調べてみると違いました、、ガなのだそうです
高原で見たムシ
イカリモンガ、、、昼行性で羽根を閉じて留まり触角も枝分かれせず細く、、それこそチョウそのものですが
いったい何をしてガと呼ばせるのでしょうね

いつも誰かに聞かれると
学者は分類が大好きだからチョウとガを分けているけれど本来的に違いは無く同じもので分ける必要もなく
そもそも図鑑を見ればガの方が圧倒的に種が多くチョウは僅か、だからガのほんの一部がチョウチョなんだよ

そんなふうに答えています

(写真/E-5/ED 50mm F2.0 Macro/1.4x Teleconverter/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/FL-36)

にわで見たムシ、、とか・August2 


めっきり暑さが引いて過ごしやすい日が続いていますが、気が付いてみると8月も最終日

この夏も山ほどのセミの抜け殻をにわで見て
庭で見たムシとか

抜け殻だけじゃなく中の詰まった変態場所探索徘徊中のコにも遭遇し
庭で見たムシとか

土から出てきて中には最後の変態間近で捕まってしまうのもいたり、、、それはもういろいろ
庭で見たムシとか

あれだけ大音量を誇ったアブラゼミ軍団もいつの間にかなりを潜めて
庭で見たムシとか

どこもかしこも混んでると踏んで出掛けず家周りでのどかに過ごす8月でした

うだる暑さの中ぼんやり樹液を眺め、、綺麗なんじゃないか?と疑ってみたり
庭で見たムシとか

夜にわパトロールでは白い綿状の蝋を纏ったアオバハゴロモの子供が
庭で見たムシとか

暗闇の葉裏でひっそり背を割り
庭で見たムシとか

変態出来たてホヤホヤの様を見て、、これも綺麗なんじゃないのか?と思ってみたり
庭で見たムシとか

月夜の晩に今シーズン何度か逃した月下美人の開花も目撃しつつ
庭で見たムシとか

パセリを壊滅させながらどんどん育つキアゲハ幼虫軍団、その成長を日々確かめていると
庭で見たムシとか

あるときキアゲハ幼虫軍団が一斉に消えるのはあんたら肉食バチがやたら徘徊してるからよねと
庭で見たムシとか
姿は恐いが見かけよりも攻撃性は弱いコガタスズメバチにぐいっと寄ってみる

パセリを育てると結果的にはハチが育つ、、、

ハチと言えばにわ廻りでもいろいろなカタチと職人技で営巣していて
庭で見たムシとか
↑は巨大な数年前の古巣に重ねてこの夏営巣したキイロスズメバチの小さな巣

この巣がいっこうに大きくなりません、、、

継続観察中ですが、、おそらくは女王バチが居ないんじゃないかと、、、
タマゴ産む繁殖主たる女王無くとも忠実に巣を守り管理し続ける、、悲しき習性の巣なんじゃないのかと?
働きバチが増えている様子も見られませんので、、きっとそうじゃないかと睨んでます

こんな実にどーでもいいことと共に8月を過ごして、また夏が終わっていきます

(写真/E-5/ED 50mm F2.0 Macro/1.4x Teleconverter/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/FL-36)

にわで見たムシ・ August1 


絵描き仲間たちとのグループ展も無事終わって
また何ごともない日々に戻ってみたものの、世間は夏休みかつお盆休み間近という暦頃

にわで見たムシ

人が多いのは困るし道が混むのも困るので、、どこか出掛けるわけにもいきません
とするとしばらくにわで遊ぶしかないでしょうね、、、そゆことで「にわで見たムシ」8月編

今回はごく普通のおなじみもので

ベニシジミ、サイズは2㎝弱
にわで見たムシ
人家周りで最もよく見かけるチョウチョ、小さいけれど色鮮やかで目をひきます
↓よりもよく花に停まるので撮りやすいチョウチョです

こちらは上よりさらに多く見かけるヤマトシジミ、サイズはベニシジミより小さくて1.5㎝位
にわで見たムシ
いつでも地面すれすれをチロチロ飛んでる地味目のチョウチョ
どの土地にいてもこのチョウチョが視界に入っていると何故かワタシ安心してしまいます

↓はオオシオカラトンボ♀、サイズはシオカラトンボを立派にした感じで5~6㎝
にわで見たムシ
空中捕食者の雄、トンボの機能美は際立っています

↓が♂、シオカラトンボより水色が濃く黒も引き締まっています
にわで見たムシ
ちょっと薄暗い水辺が好みでいつも同じ場所に集まります

まだまだ小さいですが生まれたて2ヶ月前と比べたら大きく育って来ました
にわで見たムシ
オオカマキリの子供です、サイズは8月初め現在で5㎝強

カブトムシの♀です、小さめでしたがカブトムシがにわで見られるとは嬉しいですね
にわで見たムシ
好みの樹液を出す木はにわにありませんので近くに残る雑木林から迷い込んで来たのでしょう

にわのオンブバッタの数はさらに増え、花から葉っぱから草という草をひたすら食してます
にわで見たムシ
海でいえばイワシでしょうか、この数あってこそ他の上位捕食者が育ち種を残していけます

もうそろそろにわでも小さな♂が大きな♀に乗っかってオンブバッタの名の由来通りとなります
その姿はにわ真夏の風物なのですが、反面どこか秋も予見させます

盛夏は思いのほか短くなだらかに秋につながっていきます、その流れをにわムシが映します

(写真/E-5/ED 50mm F2.0 Macro/1.4x Teleconverter/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/FL-36)

にわで見たムシ・ July3 


1ヶ月強続いたWカップもとうとう終わってしまいブラジル時間での日々も終了
楽しくも素晴らしいサッカー漬けから我に返れば描かねばならぬ絵もいくつか、、何点かは〆切りもあり
、、、このままでは間に合いませんのでいっさい出掛けることも叶わずのアトリエ籠もり

ということで「にわで見たムシ」まだまだ続きます

今回は庭で見たクモです

ムシが嫌いな人は多いと思うのですが、、中でもクモは気持ち悪がられの筆頭候補
美しいか醜いかは主観ですし好きな人もいれば嫌いな人もいるものです

お嫌いな方はここでスクロールをストップ、、、でしょうか

にわで見たムシ

ではでは、、続けます (^^ )

にわのムシ観察をしていて一番多く見かけるのがクモ
それも単相ではなく多種、驚くほど多様性に富んだ暮らしと生きる戦略いろいろが見てとれます

例えば↓ 
いつもの庭パトロール中に「クモの巣にナナフシが捕まってる!」そう思ったのですが、、、
にわで見たムシ
はて?なんかが違う??

ナナフシと言ったらいつぞやは部屋飼いして共に過ごしてよく知った仲です
にわで見たムシ
いつもバラの枝になりきってピーン、かわいかったよなぁ〜

さて↓です、よく観るとクモの糸に捕まっているのではなく糸を伝って動いています
にわで見たムシ
自ら糸も出しています、クモですね。調べるとオナガグモということでした

クモの巣らしきを張ってはいますがそれが極めて不完全
横糸を数本渡しているだけです、しかもその糸に粘着性はありません、、、

獲物は他種のクモだそうです
雑に渡した糸、それと知らずに伝ってくる他種クモに粘球のついた糸をブンブン投げつけ捕らえます
にわで見たムシ
静止している時はナナフシと同じで体をピンと伸ばし、その姿は松葉に擬態しているとも言われていますが
松葉に擬態する必然も見つからない、ということで本当のところはよくワカラナイということです


次に英名はジャンピングスパイダー、和名ハエトリグモ↓

網を張らない徘徊性の小さなクモです。人家にも棲みますので見かけることもあるでしょう
あまり逃げませんから人懐っこいのかと錯覚してしまいます

名が示すようにハエをよく捕りますから重宝したんだと思います
にわで見たムシ
サイズは8㎜ほど、ハエトリグモは眼の性能がいいのです

ヒトとの馴染みも多くあって
かつての日本では子供達がハエトリグモに喧嘩をさせて遊び、それはホンチ遊びと呼ばれ横浜発祥と言われます
江戸の頃大人達はこのクモを「座敷鷹」と呼びハエ取りを競わせての賭遊び
強いクモはたいへん高価で取引され、大切なクモを運ぶ蒔絵印籠型容器などもありました

特に正面2つの大きな眼の視力がいいのです
にわで見たムシ
視野全方位カバーで後方にも眼がありますが性能的には動きを察知出来る程度

ですからクモの後ろの方で動くとクルッとこちらを向いて視力の良い正面の眼で必ず確認
にわで見たムシ
こちらはつぶらな眼でジッと見つめられるのです (^^ )


次は鮮やかなグリーンが印象的な中型のクモ

↓はサツマノミダマシ、サイズは1センチ強
にわで見たムシ
夜間円形の巣を張って昼間は草葉の上で休みます。とても美しい円形の巣を作る名手とも言われます
サツマノミとはハゼノキの実のこと、グリーンの腹部がハゼノキの実に似ていることがその名の由来です

にわではちょっとした環境にフィットした様々なクモを見つけることが出来ますが

中でも一番見かけるのが↓のササグモ、サイズは8㎜程です
にわで見たムシ
網を張らずに葉裏で構えて獲物を捕らえる徘徊グモ
にわではカンナやアガパンサスの葉裏でまとまって見られます

幼体のうちは模様がありませんが成体になると柄も鮮やかな意匠へと変わります
にわで見たムシ
脚についた盛大な棘は獲物捕獲時に役に立つとも言われていますが、まったく役立たないという説もあります
本当のところはよくワカラナイのです

Wカップという世界最大の祭りを隠れ蓑にしつつどこぞからもキナ臭い世相が薫って来る今日この頃
ムシを眺めては少々絵筆も取りつつ淡々と暮らすワタシタチ、、、

セミの鳴き始めた2014年の夏、梅雨明けも近そうです

(写真/E-5/ED 50mm F2.0 Macro/1.4x Teleconverter/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/FL-36)

にわで見たムシ・ July2 


近頃はすっかり虫ブログ化の様相となっておりますがほど近いニッポンの世相に触れることもなく
かといって地球真裏の遠いブラジルには強く思いを馳せつつ、、粛々とこの夏のにわムシ観察は続きます

にわで見たムシ
いまだ産卵場として残してあるパンジー株目当てにたびたびツマグロヒョウモンが訪れます

気温が上がってオンブバッタが出てきましたよ、まだまだ小さく1センチにも満たないサイズですが
にわで見たムシ
草食系の此奴ら、とにかく数が多いので花から葉っぱからみんな食べちゃってポロポロしています、、、

しかしこの数の多さによって他の食物連鎖上位のものは生かされているということですから
にわで見たムシ
にわの構成員として重要な存在

変なのもいろいろ、、、↓なんてそれと判るまで折れた朽ち枝と思って疑いませんでした
にわで見たムシ
ガの仲間で1センチ程のシバツトガです。角度によって本当に朽ち枝にしか見えません、見事な擬態です
ツトは巣のことを言い芝に棲むからシバツトガ、芝愛好家にとっては嫌われ者の害虫とされています

↓の小っちゃな(5ミリ程度)綿みたいなの知ってます?今ちょうど発生時期ですから目をこらすといますよ
にわで見たムシ
いや〜ほんといろんな生きるカタチです、面白い! ↑↓はクサカゲロウの幼虫ですね

いろんなモノを背中にくっけて偽装する習性があって
にわで見たムシ
この個体はアオバハゴロモの幼虫が隠れ蓑に使う白い綿状のロウ質白粉を拝借、背にくっつけて擬態しています
アブラムシ等をどんどん食すので農業害虫の天敵としてヒトに利用されたりもしています

↓が綿状ロウ質白粉を分泌する主、アオバハゴロモの幼虫。今時分草や木に白い綿わたが付いてたらこれです
にわで見たムシ
アオバハゴロモは草木の汁を吸うので害虫、クサカゲロウの幼虫はそれらを食すため益虫と見なされます

異界の者的形態のあとには見慣れたカタチでマルコガネ、在来種とされるお馴染みのコガネムシです
にわで見たムシ
足を上げてるのは威嚇のポーズ、、、らしいのですがいかにも無防備に見えてのどかな空気が漂います

農作物の花や葉を食い荒らすということで農業上の重要害虫とされ
にわで見たムシ
北米に渡ったマルコガネは繁殖し「ジャパニーズビートル」と呼ばれ恐れられたりもしてますが
子供の頃から当たり前に目にしてよく遊んでもらったのもこのコガネムシです


ということで、
1ヶ月の間ブラジル時間で合宿か旅の如き非日常を過ごして研ぎ澄まされたサッカー脳も完成しつつあります
残すところあと僅か、、この祭りが終わってしまうのがとっても恐い今日この頃、、、

しかしまだ見ぬ南米ですが、いいですね!考えるだけで背筋がゾワッとして涼しくなりますね
やはりこれはザック背負って行かねばなるまいとも思ってしまいます
キツイ旅に耐えられるのも今のうち、というか南米クラスの大物相手だとここ数年の間なのかもしれません

(写真/E-5/ED 50mm F2.0 Macro/1.4x Teleconverter/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/FL-36)