「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

ルアンパパンの布売り 

ルアンパパンの布売り

ルアンパパンのナイトバザール、揃いの赤テントの下では延々手工芸の出店が品物を並べている
アジアは全般に染織、織物など布モノのレベルが高く、図柄、色、質感、その土地ならではの個性に溢れている
ここラオスの布も相当良いものがあるし個人的にはかなり好みのタイプでもあった

布は織物、刺繍物が多く図柄は幾何学模様や伝統紋様と様々、手の込んだものも多い
ラオスの布は落ちついた色調や華美に寄らないなんともシックな雰囲気が特徴なのかもしれない
それはラオスの土地そのものの雰囲気とも一致し、さもありなんと納得することになる

しかしというかやはり良いものは値が張るし簡単に手を出せるものでもない
ラオスといえども頑なな伝統手法は減少中であり
総天然草木染め総手織りの良布は少なくなり、合成染料ものが幅を利かせるようにもなってきた
そういったわけで経年使用味わいの増したアンティーク布はさらにさらにお高く、もはやただ眺めるのみになる
それでもこんな懐かしく優しい光の中ブラブラ布を見て歩くのはそれだけで楽しいし
少なくとも良いモノに触れて目の保養になってくれる、それで十分満足なのである

この地では家庭内手工業が生きているし元締め商売が確立されていないため小さな商いが大勢を占めている
まれに大きな商売を発見するとアメリカや欧州の資本が入っていたり、、、これはどこぞも一緒のことだ

それにしてもラオ人の商売っ気の無さったら、、、やる気、売る気などまるで無いと言ってしまってもいい
日本のように「なんつったって経済、そんでもって効率」みたいな国からやって来て
インドの様な強烈なキャラと押しの強さに慣れていたりするとここでは拍子抜けする事はなはだしい・笑

慣れているはずの値段交渉だって相手がすぐ引いてしまうし売れなきゃそれでイイのスタンスだから
どうにも調子が出ないのだし結局こちらの買い物欲に弾みがつく事だってない

しかしそれでいいのだなぁラオス、ここはお金を使って楽しむべきところではないのですから

(写真/LUMIX DMC-G1/LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6)

バラナシ・増水したガンガー 

ガンガー増水

バラナシが大聖地とされるのは聖なる河ガンガーが流れているからにほかならない
旅人はガンガーに浮かぶ小舟を借りゆったり揺蕩う流れに身をまかせ
ガートで沐浴し祈りを捧げる人々を眺めるが流儀だったりする

ただ20年前のこの旅では雨期のまっただ中にあたってガンガーはご覧の通りの大増水中
いくら流儀だからといって小舟に乗ってみてもこれじゃゆったり船遊びを楽しむどころの騒ぎじゃないし、、、
それどころかガートも寺院もずいぶんと沈んじゃってる、、、まっことシュールな光景、、、
見惚れてここは近未来?猿の惑星か?と錯覚したのは本当のはなし

これが特別の増水か災害か?というとそうでもない、、、実は毎年のことなのだ
毎年変わらず沈む、対策は立てないのだろうし治水もしない。きっと今でもモンスーンが来れば沈んでいるはずだ
乾期にあるものが雨期には沈んじゃうんだから困ることもあるだろうに雨期とはこういうものだと諦観の様子

なすがままに(let it be)とはこういうことじゃないのか?と思ったりする、そんな大聖地バラナシ


(写真/Nikon F3/Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5)

バラナシの路地 

バラナシの路地

この写真はもう一つのブログ(青山アトリエのブログ)でも初期の頃に一度載せているが気に入っているので再掲載
聖都バラナシの中世そのまま迷路のような路地はなんといってもヒカリ(光線)が良いのである
歴史も意味も人気もあるバラナシは街全体がまるで壮大苛烈な舞台装置、、、最高のセット
そんな舞台に光が入り役者が配置された、、、写真はその場を切り取る

実際の現場ではここに淫雑で日常で高貴で生活に溢れた多種多様なサウンド(音)が加わる
長居をすればその全体(バラナシのすべて)がカラダにココロにしみ渡る。
これ以上ないシャンティープレイスを確信することになるのだ

(写真/Canon A80)