「にわあそび・ときどき旅」

身近な観察、日々のこと、旅のこと・写真でつづり書き散らかしていきます

回想・バラナシの路地 


庭梅は花を付けるもワタシはいまだ冬眠中、日々こたつと猫三昧でございます

大騒ぎ中であろう冬五輪もワタシ自身オリンピックに興味を無くして久しく
(スポーツは好きでも五輪はナショナリズム臭が強すぎちゃってどうも居心地が良くないのよ、、、)
尻切れで放っている続き旅ものも季節が変わると、ちょっとなんだかなぁ〜、、ということで

とりあえず淡々とあいかわらず世相には触れず内に籠もって回想に耽ることとします

バラナシの路地

聖都バラナシ、パッカー宿 PUJA GUEST HOUSE 出たところの路地

バラナシの路地

バラナシは広大なインドの中でも最もインドらしいとされている古都

インドも回数を重ねてあちこち見てくると
極めて多様な国土の中で何をしてインドらしいと言うのか判らなくなって来ますが
ここはヒンズー世界観でがっしり覆われている街であるからにしてインパクトは相当強い

バラナシの路地

インド旅に初めて出掛ける方のコースにもタージマハルのアグラーと共に必ずバラナシが入ってくる
イスラム系ハイテンション観光地アグラーも聖都バラナシもおそらく初めてのインド者にはかなりキツイ土地

添乗員に守られたツアー旅ならまだしも自由旅行で足を踏み入れたのなら相応のショック受容は必須

バラナシの路地

路地は中世から変わりのない造りで細く迷路状に張り巡らされている
憶えた路以外を探検してみれば、まず迷う、インド慣れした今でも迷うし、コンパス持参でも迷う

石やレンガの無機物に生温かい有機物が染み込んだようなウェッティーな質感に囲まれ
祈りの街であるからそこかしこで燭台に灯がともり花が添えらている

バラナシの路地

そろそろ自身にバラナシが足らなくなって来たなぁ〜と思ってみれば
この写真の旅が2006年3月〜4月とあるから、、、うぅっ、もうすぐ8年前とな、、、

バラナシの路地

カメラ機材だって今は無きミノルタのハイエンドDiMAGE A1
緑被りが持病だったけど28〜200㎜カバーのロッコールが効いて旅にフィットしたカメラだった

今だったらE-5に防塵防滴ズイコーレンズを少なくとも3本装備で出掛けるのだろう
重量級だし目立つが昔と比べたらインドの一眼レフ率も格段以上に上がって注目度も下がっている
問題は自身のへべれけ体力とふぬけて散漫な注意力だろうか、、、

なんにしてもこの街へ行かなければならない時期は近いと思う

(写真/KONICA MINOLTA DiMAGE A1/Canon A80)

追記
ついさきほど相方に呼ばれて女子フィギュアを観た
まおちゃん、すごかった!

回想、ガンガーに揺蕩う 


夜のガンガー1

夢 まぼろし 鐘の音 プージャ 流れゆく無数の灯籠
対岸不浄の地から月が昇る

夜のガンガー2

凶暴な太陽が傾き世界から熱が引いて
安堵の時間になったのならガンガーに浮かび揺蕩うのもよい

小舟は川面をすべり辺り中に祈りの音が鳴り響く

音のある静寂につつまれながらの高揚
聖地キングのセットの凄さが身に沁みる


(写真/KONICA MINOLTA DiMAGE A1)

回想、バラナシ路地の愉しみ 


旅妄想を楽しむのならプリーの浜辺もうってつけだけれどやはりバラナシは外せない
絵になる街である、どこでどう切ってもキマってしまう珍しい街である

バラナシの路地1

テキトウにシャッターを押しても何かなんだか写っちゃう不思議な街、その路地

はじめてバラナシを訪れたときはこの路地に翻弄されっぱなしで迷いに迷った
次に訪れたときにはそんな教訓忘れずコンパス持参だったが結果は変わらずやっぱり迷い続けた

バラナシの路地2

それほどこの中世さながらの入り組んだ路地を攻略するのは容易いことではない

路地にはイヌもネコもヤギもヒツジもサルもウシも暮らし
トリもムシも細菌もシバも住みヒトも住む
アメーバーのように増殖しいき渡る自然、ヌルリと艶めかしい街

バラナシの路地3

聖人やマフィア、怪人、俗人凡人に死に人までもがごく隣り合わせにある
大聖地バラナシは一筋縄じゃいかない

許容するのか拒否するのかはたまたお調子者に徹するか思考停止か
すべては受けての旅人次第、愉悦のバラナシあり苦いバラナシもある

あなたはどっち?問い掛ける声が聞こえる気がすることもある
「too much!」もう十分だと答えたくなるときもある

(写真/KONICA MINOLTA DiMAGE A1)

バラナシ・増水したガンガー 

ガンガー増水

バラナシが大聖地とされるのは聖なる河ガンガーが流れているからにほかならない
旅人はガンガーに浮かぶ小舟を借りゆったり揺蕩う流れに身をまかせ
ガートで沐浴し祈りを捧げる人々を眺めるが流儀だったりする

ただ20年前のこの旅では雨期のまっただ中にあたってガンガーはご覧の通りの大増水中
いくら流儀だからといって小舟に乗ってみてもこれじゃゆったり船遊びを楽しむどころの騒ぎじゃないし、、、
それどころかガートも寺院もずいぶんと沈んじゃってる、、、まっことシュールな光景、、、
見惚れてここは近未来?猿の惑星か?と錯覚したのは本当のはなし

これが特別の増水か災害か?というとそうでもない、、、実は毎年のことなのだ
毎年変わらず沈む、対策は立てないのだろうし治水もしない。きっと今でもモンスーンが来れば沈んでいるはずだ
乾期にあるものが雨期には沈んじゃうんだから困ることもあるだろうに雨期とはこういうものだと諦観の様子

なすがままに(let it be)とはこういうことじゃないのか?と思ったりする、そんな大聖地バラナシ


(写真/Nikon F3/Zoom-Nikkor 35-105mm f/3.5~4.5)

バラナシの路地 

バラナシの路地

この写真はもう一つのブログ(青山アトリエのブログ)でも初期の頃に一度載せているが気に入っているので再掲載
聖都バラナシの中世そのまま迷路のような路地はなんといってもヒカリ(光線)が良いのである
歴史も意味も人気もあるバラナシは街全体がまるで壮大苛烈な舞台装置、、、最高のセット
そんな舞台に光が入り役者が配置された、、、写真はその場を切り取る

実際の現場ではここに淫雑で日常で高貴で生活に溢れた多種多様なサウンド(音)が加わる
長居をすればその全体(バラナシのすべて)がカラダにココロにしみ渡る。
これ以上ないシャンティープレイスを確信することになるのだ

(写真/Canon A80)